最近柴崎竜人さんの三軒茶屋星座館シリーズにハマっています。きっかけは妻が図書館から借りてきた本でした。妻は定期的に図書館に通っていて、その都度何冊か本を借りてきます。先日借りてきた本の中に、この三軒茶屋星座館がありました。

青い夜空の表紙がきれいだったこともあり、妻に借りて読んでみることにしました。これが見事にハマりました。主人公の和真が経営する古びたビルのなかにあるプラネタリウムのあるバーに和真の弟の創真とその子供の月子が突然やってきて共同生活が始まります。

このバーに来る常連さんや様々なお客さんたちとの間でいろいろな物語が展開していくのですが、これがどれも面白いのです。1冊で何通りかのストーリーが折り重なって展開していくのですが、重なり具合というか1つのストーリーの分量というか、そのあたりがとてもいい感じなので読んでいて飽きません。

妻は1冊目の三軒茶屋星座館と2冊目の夏のキグナスを合わせて借りてきていたので、1冊目を読み終わってすぐに2冊目を借りました。1冊目も良かったのですが、この2冊目の夏のキグナスがまた面白かったです。特に後半部分の月子のお母さんを巡る物語は先が気になって一気に読み進めてしまいました。

重くなりがちなテーマであるのですが、途中で挟まれるギリシャ神話の解説などが適度に軽さを与えてくれて、読んでいて気分も良く、しかも心温まるいい本だと思います。これまで2冊まで読んでいますが、あと2冊で完結という作品のようです。

今日妻が3冊目を借りてきたのですが、妻も気に入っている本らしく、先に取られてしまいましたので、読み終わるまでもう少し待たなければなりません。なんといっても借りてきてくれた張本人は妻ですので、その辺は順番を守らないといけません。

こんな感じで妻の借りてきた本を借りて読んでみると、自分で本屋さんや図書館で本を選んで読み始めるのとはまた別な出会いがあります。今回も作家の柴崎さんについて何の予備知識もなく読み始めたのですが、おそらく自分で読む本を選んでいたらこんな出会いはなかったと思います。思いがけずにいい本に出会えるととてもうれしくなりますね。